あたしのDarling!!!
『笹原のこと調べてみるわ』
那南がそう言って数日。
すっかりもうクリスマスムードな街は、カラフルな装飾でいっぱいだった。
「もう12月かあ…。次はしょーちゃん受験じゃん」
「だな。まあ学力検査と料理の知識検査くらいしかないけど」
「へえ〜。そんななんだ、料理学校」
「専門学校だからな。実技もあったっけ…?」
そう二人で駅に向かっていたとき。
後ろから那南が駆けてきた。
深刻な顔で言う。
「…ちょっと」