あたしのDarling!!!
『プルルルル…プルルルル……もしもし。昇多です』
「しょーちゃん…!!!今日家まだいないんだよね!?今どこいんのよ!!!」
しかし、返事はなかった。
そのかわりに聞こえてきたのはこんな声で。
『今電話に出られません。用事のあるかたは留守番電話に…』
あたしはすぐにケータイを閉じた。
「自分の声で留守電作んないでよ…」
『シティモール前〜、シティモール前〜』
するとそんな駅員さんの声がして、あたしは電車を飛び降りた。
「嬢ちゃん!三島行きはこれで最後だけどいいのかー!」
心配してくれたのか、駅員さんがそう叫んだけど、
あたしは迷わず言った。
「いいです!適当に過ごすんで!」