あたしのDarling!!!




『プルルルル…プルルルル……もしもし。昇多です』




「しょーちゃん…!!!今日家まだいないんだよね!?今どこいんのよ!!!」



しかし、返事はなかった。

そのかわりに聞こえてきたのはこんな声で。





『今電話に出られません。用事のあるかたは留守番電話に…』


あたしはすぐにケータイを閉じた。




「自分の声で留守電作んないでよ…」








『シティモール前〜、シティモール前〜』



するとそんな駅員さんの声がして、あたしは電車を飛び降りた。






「嬢ちゃん!三島行きはこれで最後だけどいいのかー!」


心配してくれたのか、駅員さんがそう叫んだけど、


あたしは迷わず言った。




「いいです!適当に過ごすんで!」










< 150 / 255 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop