あたしのDarling!!!
「ママッ!!!」
家の扉を開けて、急いでカバンを置く。
「ちょっと今日夜遅くなるから!!!」
一生懸命着替えながらあたしはキッチンにいたママに言った。
「は?!何言ってんの!!!こないだは朝帰りで、今日も遅くなると? 受験するって決めたんだから、勉強しなさい!!!」
「大丈夫!今日だけだからッ。しょーちゃんも那南もいるし、いいでしょ?」
そう言うとママは、見たこともないくらいのものすごい顔で、
あたしの耳をひっぱりながら言った。
「ダメよ。今後受験が終わるまで帰って来てからはもう家から出さないからね(怒)!!!」