あたしのDarling!!!
「あ、松川じゃん。なにそんな怒った顔して」
悪気もなさそうに彼女らは言った。
「おまえらさあ、アリサも好きでフッたんじゃねえぞ?」
「そうだけどー。ねえ」
「あっ…」
あたしは那南に手を引っ張られて、那南の後ろへついた。
「それにさー。おまえらも嫌じゃね?あんなクラスの前でバレたら」
「きゃはは。完全嫌だよね(笑)」
「それは別じゃん(笑)」
―だけど、彼女らはそう言うと、あたしに向かって言った。
「あんたのいつでも皆に守られてるって顔が気に入らないの」