あたしのDarling!!!
賽銭箱にお金を入れて、今年もいい年でありますようにと願う。
そしてあたし達は合格祈願のおまもりと絵馬を買うために並んでる。
「ねえ、アリサ。カナミ姉からセンター試験のアドバイス貰って来たんだけどいる?」
「いるに決まってるでしょー」
オッケー。
そう言うと那南は紙を取り出した。
「なんかさー。受験必勝法だって。『はらまきは実需品』…?とか書いてるよ(笑)」
「勉強のこといっこも書いてくれてないじゃん(笑)。もうカナミ姉ったらー」
「おい」
しょーちゃんの声で振り返ると、そこにはカナミ姉が松にいと一緒に並んでいた。
あたしが握っていた紙をとると、カナミ姉はこう言った。
「一応これであたしは受験合格したんだから。頑張ってよ」