あたしのDarling!!!
受験の日
「あ、晴!!!」
冬休み明けの学校。
卒業まであと1ヶ月半。
皆とまた会えて嬉しかった。
「アリサちゃん!なになに?!なんか嬉しそうな顔してるけど」
「あ、う、うん」
やば、顔に出てた!?
晴もしょーちゃんが好きなのに…
「あ、松川くん!!!」
そう話していたとき、晴が明るい声で言った。
しょーちゃんと那南がそこにはいて。
「アリサ!!!今日何だよ1時間早く学校行った訳?」
しょーちゃんがあたしに聞く。
「あ、うん。ちょっと用事があったから」
…っていうのは嘘で。
実はしょーちゃんと一緒に学校行くのが恥ずかしくて…
一人で1本早い電車に乗った。
校門開くまでかなり待ったけど。
「何?やっと付き合い始めたのに、一緒に行かないなんてさあ」
那南がそうつぶやいたとき。
晴の顔が変わった。