あたしのDarling!!!
目の前は真っ白。
そこには、真っ白なワンピースを着た晴がいた。
「晴…」
「…アリサちゃん。 私を騙してたんだ?」
「違う!それは違うよ」
「違うくない。松川くんと付き合ってるのは事実でしょ」
「………。」
何にも言えなかった。
「…ごめん」
言っちゃいけない言葉だったけど、言わなきゃいけない言葉だった。
「…ムカつくの。 あんたにも、こんなずるいことばっかする私にも」
そう言うと真っ白な世界の中の晴は続けた。
「本当はこんな私が嫌。真っ白なワンピースも似合わない。あたしは黒い、…真っ黒なの。 ……。もう良いから、どっか行って」
そう言うと晴はフッと消えた。
気が付くと、目の前には静かに眠っているしょーちゃんがいた。