あたしのDarling!!!




あたしはゆっくりと起き上がる。


また、保健室だった。




「…しょー…ちゃん…」




自然とそうつぶやくと、しょーちゃんの耳がピクッと動いた。



「…アリサ。わっ起きた!?」



「あたし何があったの?」


あたしは聞いた。
記憶がとんでる。やばいなコレ。



「どっかからサッカーボールが飛んできてさ、アリサに直撃したんだ。 で、気を失って運ばれたって訳よ」



「そっか。あーもうさいあく。まさかこれも…」




晴…?





あー、でも疑っちゃダメだ。




「まさかって…誰か思い当たんだろ」



「え、違う違う!!! また最近のさ、ひどいことする奴のしわざかなあって」




必死で言い訳をする。

だけど恋人歴2週間、幼なじみ歴17年のしょーちゃんには、嘘つけるわけなくて。









「言えよ。」




静かに見つめられちゃうもんだから、言うしかなくなる。




< 235 / 255 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop