あたしのDarling!!!
「おはよう!松川くんに山梨サンッ」
今日も可愛い笹原サンが、最近珍しく一緒に登校してるあたし達に言った。
「あ、おはよ」
「おっす」
「じゃあねー♪」
「うちには言わないのかよ…」
那南は少し怒り顔。
「だってあんま仲良くないでしょ?」
「え!!!アリサいつの間に仲良くなった訳!?まさかうちが言ったこと−−」
「違うから」
ちょっと正解だけど……
てかもろ正解だけど!!!
「あんたいつの間に仲良くなってんのよ(笑)。……もしかして笹原サンになんか言われたりしなかったわよね!?」
図星つかないでよ…
勘良すぎだよ…
「あ、その顔言われたんだ。もしかして『松川くんとくっつくの手伝って!』とか?」
ニヤニヤした那南の顔。
まさかマジだとは思ってないから言えることで。
「え……」
あたしの顔でわかったのか、那南が申し訳なさそうな顔をした。
…そしてあたしは那南に全て言うことにした。
だって一人でやったら何にも解決しなさそうだから。
てかむしろひどい状態になりそうだから。
「笹原サンからキューピッドになってって言われた」