あたしのDarling!!!
すると那南があたしの耳元で言った。
「アリサの馬鹿!ただ詳しく話聞くだけでいいっつったのに何で怒らせんのよ!?」
「だって……」
だって笹原サンとしょーちゃんがラブラブなんて考えられないんだもん!!!
嫌だよ……
ほんとはしょーちゃんを止めたかった。
『行かないで』って言いたかった。
笹原サンはいいコだけど、やっぱりあたしキューピッドにはなれない。
「でもアリサはキューピッド引き受けたんだよね?」
あたしが考えてることをまるで全てわかっているように、那南が言う。