あたしのDarling!!!
「笹原サン!!!」
教室の窓から奥にいる笹原サンを呼び出す。
「あ!山梨サンッ」
手を振られる。
……あたし今そんな優しい顔してないと思うんだけど…
「…ちょっと」
手で合図をする。
こっちきてって、わかったみたい。
「どしたの?」
「えーと…」
言いにくい。
カナリ言いにくいよ。
「悪いんだけど、ちょっと廊下で話そ?」
いくらなんでも他のひとには聞かれたくないし?
なにげにシュラバだし?
「うんわかった」
そうして廊下であたし達(というかあたし)は話し始めた。