あたしのDarling!!!
「実はさ、気になることがあるんだけど」
体育終わりの着替え中、那南は言った。
「え、どうかした?」
「朝倉いるでしょ?なんかアリサ仲よさ気だったじゃん」
「いやー…そんなに仲よくないと…」
好きって言われたとは言えない…
「でさ、朝倉あいつ。女ウケいいんだわ、かっこいいから。でも付き合ったことあるコから聞くとイロイロあるみたいよ」
「イロイロ?」
「彼氏いる女ばっか狙うとか、以外と地味専とか」
「那南。あたしが地味ってこと?」
少しニラみながら言う。
「ギャルじゃないでしょ」
何にも言えない…
「でね?えぐいの好きみたいでさ。シュラバとか不倫とかカレカノの仲引き裂くとか」
「怖…」
「だからアリサ、狙われてんならやめといたほうがいいよ」
「うん。わかった」
あの朝倉君が、って衝撃で、噂は全部信じられないけど、
気をつける。
だってあたしはしょーちゃん一筋だもん。