ラブストーリーを一緒に
あぁ…なんでこんなことになっちゃったんだろ…
はぁぁっと思わずため息をつくと、ひょいっと毛布の下の顔と目が合った。
目の下にうっすらクマがあって、風邪のせいか少しやつれて無精髭も生えてるけど…
それを差し引いたって、わたしが今まで出会った誰よりもかっこいい。
まだ二十代に見えるし、まさかこの人がお母さんが担当してる作家さんだなんて思いもしないよ…
「…あの…何かわたしでできることがあれば、何でもしますから…」
おずおずと申し出ると、彼が口を開くよりも先に、母親の珍しくビジネスライクな口調が迫ってきた。
「現在、香月遥(コウヅキハルカ)が受け持っている仕事は、連載二本、読み切り一本、それから文芸社の審査員の仕事と―――」
え―――
はぁぁっと思わずため息をつくと、ひょいっと毛布の下の顔と目が合った。
目の下にうっすらクマがあって、風邪のせいか少しやつれて無精髭も生えてるけど…
それを差し引いたって、わたしが今まで出会った誰よりもかっこいい。
まだ二十代に見えるし、まさかこの人がお母さんが担当してる作家さんだなんて思いもしないよ…
「…あの…何かわたしでできることがあれば、何でもしますから…」
おずおずと申し出ると、彼が口を開くよりも先に、母親の珍しくビジネスライクな口調が迫ってきた。
「現在、香月遥(コウヅキハルカ)が受け持っている仕事は、連載二本、読み切り一本、それから文芸社の審査員の仕事と―――」
え―――