ラブストーリーを一緒に
「んぐ〜〜〜〜〜っ!!!」



ジタバタともがくわたしにびくともせず、頭一つ分以上大きな身体が、かがんできた。



密着すると、服の上からでもお風呂上がりの体温が伝わってきて、クラクラする。






「大人しくするって約束するなら、放してやるけど?」



耳元にかかる息と、低い、男の声に心臓が跳ね上がった。





や、やめて〜〜〜…っ!!!!!





全身熱くなるのが自分でもわかってしまって、



色んな混乱した頭の中をごまかすために、すごい勢いで頷いてみせた。
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