ラブストーリーを一緒に
すぐに先生の手はハンドルに戻ってしまったけど、温もりはそのままだ。
…わたし…先生に頭を撫でられるの、嬉しいみたいだ。
おかしいな。
もっと触れていてほしいと思うなんて…
「まぁ、おまえがそのシーンを気に入ってくれたならいい」
「え?」
先生は気が緩んだようにふぅっと息を吐いた。
「言ってただろ?言葉より態度に愛を感じるって」
低い声で紡がれる『愛』という単語が甘すぎて。
自分に対して言われてるわけでもないのに、身体が沸騰しそうなくらい熱い。
「今まで口説き文句ばっか考えてて、何も浮かばないままスランプに陥ってた。
…そりゃそうだ、造られた言葉にときめくわけがねーからな」
恥ずかしくて先生の方は見れないけど、声が優しいから困る。
「でもおまえに言われて、今回はできうる限り会話は省いて、情景描写と心理描写だけでやってみた」
…わたし…先生に頭を撫でられるの、嬉しいみたいだ。
おかしいな。
もっと触れていてほしいと思うなんて…
「まぁ、おまえがそのシーンを気に入ってくれたならいい」
「え?」
先生は気が緩んだようにふぅっと息を吐いた。
「言ってただろ?言葉より態度に愛を感じるって」
低い声で紡がれる『愛』という単語が甘すぎて。
自分に対して言われてるわけでもないのに、身体が沸騰しそうなくらい熱い。
「今まで口説き文句ばっか考えてて、何も浮かばないままスランプに陥ってた。
…そりゃそうだ、造られた言葉にときめくわけがねーからな」
恥ずかしくて先生の方は見れないけど、声が優しいから困る。
「でもおまえに言われて、今回はできうる限り会話は省いて、情景描写と心理描写だけでやってみた」