Could you love me?
「あ、じゃね。中二ちゃん」

迷彩君の言葉に驚くように、ピアス君が口を開く。



「中二?タメにみえたわ」


・・・老けてるのか?自分。



まぁいいや。





「俺等、土曜日にあのデッカイ建物に溜まってるから、また会おうねー」



迷彩君がそう言い自転車に跨ると、ピアス君は自転車の荷台に乗り私に手を振った。



「ばいばーい」



これが、私と彼の出会い。

今まで生きてきた中で、一番衝撃的な出会い。





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