49日
麻里子は……ドアノブを回す手を止めた……


恐怖が、逆に、自分を冷静にさせる。


意識はもう、ここから逃げることじゃなく、


後ろにいるのは“誰か”ということに向いていた……。


でも、そのときだった!!


あれだけ硬く閉ざされていた扉が、


何かの力から解放されたみたいに突然開いた!


!?

< 112 / 458 >

この作品をシェア

pagetop