49日
麻里子は弾き飛ばされるようにして浴室から飛び出た!


そして次の瞬間、顔を上げた拍子で浴室のほうに目を向けてしまった。


ドクン!


大きく心臓が脈を打つ!


うまく言えないけど、細胞の一つひとつが恐怖を感じた……そんな感じだった。


でも……


そこには……誰もいなかった。
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