49日
三日目

止まらない呪い

あの後、麻里子は犬飼に連絡を入れ、近藤愛の死を伝えた。


自分で警察に連絡する気力はなかった。


警察署に移動した麻里子はいくつか質問をされた。


「昨晩、彼女に何か変わった様子はありませんでしたか?」


「……わかりません」


「では、何か言ってませんでしたか?悩みがあるとか」


「……わかりません」


麻里子はそう答えた。


警察に“呪い”や“49日”のことを話したって、信じてくれるわけがない。


逆に怪しまれるだけだ。


そう思ったから何も言わなかった。
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