49日
あそこに……時枝絵里香が眠っている……


そう思うと、空気が重たくなった気がした。


麻里子たちは、ゆっくりと時枝絵里香のお墓に近づいていくが、


その一歩一歩が、


過去へ逆戻りしてるみたいで……怖い。


麻里子は目を開けることができず、犬飼の服の袖を自然と掴んでいた。
< 131 / 458 >

この作品をシェア

pagetop