49日
言葉が……出なかった。


そんな麻里子をよそに、加奈子たちはここに来る途中で買っておいたお供えものの花を飾った。


そして、ロウソクと線香に火をつける。


だが風が強くて、なかなか火がつかない。


大輔がイライラしながらライターを触っていた。
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