49日
「えっ?」
アルコールの缶を口に運びながら健太郎が早苗の顔をのぞきこんだ。
「いや、なんかボーッとしてるからさ。もしかして退屈?」
「ううん。そんなことないよ。ちょっとボーッとしちゃっただけ」
「そう? だったら、いいんだけど」
そういって笑ってごまかす早苗。
そのとき、トイレで席を立っていた愛里が部屋に戻ってきた。
アルコールの缶を口に運びながら健太郎が早苗の顔をのぞきこんだ。
「いや、なんかボーッとしてるからさ。もしかして退屈?」
「ううん。そんなことないよ。ちょっとボーッとしちゃっただけ」
「そう? だったら、いいんだけど」
そういって笑ってごまかす早苗。
そのとき、トイレで席を立っていた愛里が部屋に戻ってきた。