49日
「そっか。わかった。だったら好きにしなよ。おれたちは出るから」


そういって、タカシは財布から千円札を何枚か出した。


「おい、いいのかよ」


「本人が行かないっていうんだからほっとけよ」


自分勝手な美佳の態度に少しイラだった感じでタカシが言った。


そんなタカシの行動に健太郎やまさしも続く。


「ユウヤ。いくぞ」


「あ、うん」


最後まで美佳を気にしていたユウヤも、


財布からお金を出してテーブルに置いた。


これだけあればお釣りも十分来るだろう。


タカシたち男性陣は部屋を出ていった。

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