49日
美佳はすぐさま立ち上がると、ドアを力いっぱい叩いた。


!!!!!


ところが、押してもひいても、扉はビクともしない!


「誰か! ここ開けて!」


必死に助けを呼ぶ美佳。


しかし、その声も外には届かない。


そのとき、


キャハハハ!


スピーカーから自分の笑い声が聞こえてくる。


まるで美佳が脅えているのを楽しんでいるみたいに。
< 259 / 458 >

この作品をシェア

pagetop