49日
49か……


麻里子の脳裏に同窓会のシーンが蘇る。


あんな遊び……するんじゃなかった。


全部、“加藤明”のせいだ。


彼が49日なんて遊びをやろうなんて言わなければ、こんなことにはならなかった。


みんな、死なずにすんだのに……。


麻里子のなかでふつふつと怒りが沸いてくる。


「どうかしましたか?」


心配そうに店員が声をかけてきた。
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