49日
「えっ……?」
いまなんて?
状況が読めてない麻里子に莉音はあらためて言った。
「ひとりだけ、黒板に名前が書かれてない人がいる」
「どういうこと?」
「みんな自分の名前消すのに必死だったから気付いてないよね。でも私見ちゃったんだ。あのとき、たしかにひとりだけ名前を書かれてない人がいた」
「誰なの?」
「それは……」
「二人で何話してるの?」
!?
莉音が名前を言いかけた瞬間、タイミング悪く声をかけられた。
そこにいたのは犬飼だった。
いまなんて?
状況が読めてない麻里子に莉音はあらためて言った。
「ひとりだけ、黒板に名前が書かれてない人がいる」
「どういうこと?」
「みんな自分の名前消すのに必死だったから気付いてないよね。でも私見ちゃったんだ。あのとき、たしかにひとりだけ名前を書かれてない人がいた」
「誰なの?」
「それは……」
「二人で何話してるの?」
!?
莉音が名前を言いかけた瞬間、タイミング悪く声をかけられた。
そこにいたのは犬飼だった。