49日
「とにかく、いまからみんなで集まろうと思うんだけど、こっち来れるか?」


「う、うん。すぐいく」


麻里子は犬飼から集合場所を聞くと電話を切った。


自分たちのまわりで何かが起きてる。


それは、間違いない。


犬飼くんもきっと事故とは思ってないんだろう。


とにかく一度みんなで集まらないと。


麻里子は近藤愛にもこのことを伝えるため、シャワーの音が聞こえる浴室へと向かった。
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