期間限定彼氏様!?
「俺が期間限定彼氏になってやるよ」


甘いマスクに甘いトーンで、アイツは悪魔のように囁いたんだ。


始まりは、年が変わった0時00分。


一番始めにあったアイツは最低最悪な、小悪魔のような男子だった。

「…結構ですッ!!」


この時は思いもしなかった。

また、アイツと再会することになるなんて…。


「お前は絶対俺の彼女になるよ」


「ならない!なりたくもないし」

「ま、いっか。どうせまた、スグ会えるし♪」

アイツが言う意味なんて、あたしには分かっていなかったんだ。


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