期間限定彼氏様!?

どれくらい愛してる?

藍と会うのを楽しみにしながら、制服を着て支度をする。


今日は何を話そう?


―って!また藍の事考えてる!



「お母さん。あたし、もう行くね?」


「はいはい。気をつけて行きなさいよ?」


「はぁい♪」


黒のローファーを履き、家を出た。


―そう言えば、藍の家ってどこにあるんだろう?


やっぱり、大きいのかなぁ♪


「…ゆう?実優!」


「わッ!ビックリしたぁ…」


隣を見ると、藍がいた。


「何ボケッとしてんの?危ないだろ?」


「あぁ。うん、ちょっと考え事してたの!」


すると、藍はあたしの手をとり、指を絡める。


< 37 / 112 >

この作品をシェア

pagetop