期間限定彼氏様!?
「お前、そそっかしいから、こうすれば危なくないだろ?」
繋がった二人の手を上にあげる。
「フン♪しょうがないからこのままでいてあげるよ」
「素直じゃないヤツ!」
手って不思議。
繋いでるだけで、すごく近ずいた気分になる。
繋いでるだけで気持ちが伝わる気がする。
これは、アイツだからかな?
「あッ!!もう学校だ」
「早いな?」
靴を脱いで下駄箱へいれようとしたその時。
「何だろう?」
二つ折りにして入っている白い紙。
……まさか…
まさか……