期間限定彼氏様!?
時間が流れるのは不思議と早く…



もう、藍のお家に行く日です!!



「藍!髪の毛変じゃない?」


「うん」


「服変じゃない?」


「うん」


「メイク変じゃない?」


「うん」


「じゃあ…鞄変じゃ」


いいかけると、藍が言葉を遮った。


「あー!!もう大丈夫だって!完璧だよ!」


「本当?」


「うん。行くぞ!!」


当たり前のように手を繋ぎ、タクシーにのる。



ヤバい!

超緊張するよ?

大丈夫かなぁ。


「大丈夫」

そう言って藍はあたしの手を強く握った。



あたしもそれに応えるよう、握り返す。



「ずっと一緒にいようね?何があっても…」


「“一緒にいようね?”じゃなくて、絶対一緒にいるんだよ!!」



しばらく、車を走らせること二十分。


「…あれ。俺の家」


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