期間限定彼氏様!?
教室へ入ると女子たちが一気に集まった。


「「「藍さま~!おはようございます」」」

気持ち悪いくらいに声がそろっていた。


「………」

「おはよ」

すると、女子たちはあたしを鋭く睨んだ。

ひぇ~。怖ッ!!!!
恐るべし!
女の因縁。


「ねぇ。藍様、この方と付き合っていると言う噂は本当ですの?」

一人の女子があたしを見て、そう言った。


何の特徴も、特技も、魅力もないあたし。

それに比べ、藍はカッコよくて…


正直言って、あたしたち不釣り合い?


< 7 / 112 >

この作品をシェア

pagetop