期間限定彼氏様!?
次第に雨が降り出し、あたしの肩を濡らしていく。
――ザァァァァ
びしょ濡れになりながら、草を掻き分けてアレを探す。
―クシュン!!
「うぅ…寒」
くしゃみと鼻水と雨で顔がグシャグシャになってゆく。
「アタシ、どこに落としたのー?」
一時間くらいたった頃…
頭がガンガンする。
風邪引いちゃったかな?
でも、アレ探すまで絶対…諦めない…んだか…ら。
「おい!!実優!」
懐かしい声と手が肩を揺らす。
「…ら…ん?」
「こんな雨の中なにやってんだ!!学校戻るぞ!」
あたしを立たせて、おんぶした。
「ダメ!!!探さないと…いけないの」
「こんな時に何を探すんだよ!?」
「……ま…り…」
「は?」
「藍がくれたお守り」
――ザァァァァ
びしょ濡れになりながら、草を掻き分けてアレを探す。
―クシュン!!
「うぅ…寒」
くしゃみと鼻水と雨で顔がグシャグシャになってゆく。
「アタシ、どこに落としたのー?」
一時間くらいたった頃…
頭がガンガンする。
風邪引いちゃったかな?
でも、アレ探すまで絶対…諦めない…んだか…ら。
「おい!!実優!」
懐かしい声と手が肩を揺らす。
「…ら…ん?」
「こんな雨の中なにやってんだ!!学校戻るぞ!」
あたしを立たせて、おんぶした。
「ダメ!!!探さないと…いけないの」
「こんな時に何を探すんだよ!?」
「……ま…り…」
「は?」
「藍がくれたお守り」