期間限定彼氏様!?
アタシと藍と……
気ずけばもう雪の降る季節になっていた。
藍と出会った季節でもある。
この季節には思い出が一杯つまってる…
アナタと過ごした日々が苦しいくらいにたくさんある。
アタシは思い足取りのまま公園へ向かった。
「実~優♪行こ?」
「うん」
そう言ったのは陽。
今日はデートの約束をしていた。
アタシって最低だ…
藍が好きって分かってても、忘れるために陽を利用してる。
「なぁ実優?」
「ん?」
「今度、俺の家来ない?」
「え…家に?」
つまり、親に紹介するってこと?
「いい?」
ヤバい…どうしよう。
でもここで断ったら怪しまれちゃうし、陽…傷つくよね?