小さな蕾
俺のキモチ
「あ…!ちょちょちょちょっ蓮兄~いかないでよぉ」
今日もあいつの声が家中に響く。
靴をはきながら、その声に耳を傾ける俺
俺の名前は 長谷部 蓮 (はせべ れん)
「早くこいよ?先いくからな」
ドアのとってをにぎり、前を向きながらその声に返事をした。
「えー!いやぁあ…まって、あと少しだから」
そして、朝っぱらからこんなでかい声だしていいのか?
と思うくらい元気なこの声は
長谷部 伶奈 (はせべ れいな)
――――――これでわかるよな?
……そう、俺達は兄弟。しかも双子だ。
ガチャッ
扉を開け、後ろから聞こえる騒がしい伶なの声を扉で遮断し、
バッグを自転車のかごにいれ、鍵をさした。
「いってきまぁす」
元気な声とともに俺の視界に
伶奈の姿がとびこんできた。
「もう!蓮兄ー待ってっていったじゃんか」
キャンキャンと子犬の様に騒ぐ伶奈をいとおしく思う。
「お前が遅いんだろ?7時30分に家でるって
いってんだから1時間前に起きるのが普通だろ。
なのに、なんでお前10分前におきんだよ」
「蓮兄が起こしてくれなかったからじゃん」
「俺は起こした。お前が起きなかったんじゃねーかよ
邪魔者扱いしてよぉ、挙句の果てにけりやがって」
「………。」
伶奈が黙る。
ハッハッハ今日も口争いでは
俺が勝利した(笑)
後ろを振り向くと、伶奈が頬をふくらませ、
俺の後ろに座っていた。
…いつの間に?!
今日もあいつの声が家中に響く。
靴をはきながら、その声に耳を傾ける俺
俺の名前は 長谷部 蓮 (はせべ れん)
「早くこいよ?先いくからな」
ドアのとってをにぎり、前を向きながらその声に返事をした。
「えー!いやぁあ…まって、あと少しだから」
そして、朝っぱらからこんなでかい声だしていいのか?
と思うくらい元気なこの声は
長谷部 伶奈 (はせべ れいな)
――――――これでわかるよな?
……そう、俺達は兄弟。しかも双子だ。
ガチャッ
扉を開け、後ろから聞こえる騒がしい伶なの声を扉で遮断し、
バッグを自転車のかごにいれ、鍵をさした。
「いってきまぁす」
元気な声とともに俺の視界に
伶奈の姿がとびこんできた。
「もう!蓮兄ー待ってっていったじゃんか」
キャンキャンと子犬の様に騒ぐ伶奈をいとおしく思う。
「お前が遅いんだろ?7時30分に家でるって
いってんだから1時間前に起きるのが普通だろ。
なのに、なんでお前10分前におきんだよ」
「蓮兄が起こしてくれなかったからじゃん」
「俺は起こした。お前が起きなかったんじゃねーかよ
邪魔者扱いしてよぉ、挙句の果てにけりやがって」
「………。」
伶奈が黙る。
ハッハッハ今日も口争いでは
俺が勝利した(笑)
後ろを振り向くと、伶奈が頬をふくらませ、
俺の後ろに座っていた。
…いつの間に?!