小さな蕾
「もう!蓮兄早く出発してよ。遅刻するじゃんか!!」
逆切れする伶奈。だいたいお前が起きなかったから遅くなるんだろ、
いちいち、反論するしよー。
とか思いながらふくれっつらの伶奈がかわいくて何も言い返せなかった。
ただ、伶奈に触れたくて、
「ごめんな」
と、伶奈の頭をなでた。
「しょうがないから許してあげる」
軟らかく、明るい笑顔を俺に向けた。
ころころと変わる伶奈から目が離せない。
…さっきまでふくれっつらだったくせに(笑)
俺の幸せはこんなちっぽけなものなんだ。
他人から見たら「どこが?!」って思うようなちっぽけな行動が
俺にとっては最高の幸せだったりする。
ああ……このまま時が止まってしまえばいいのに…そう思った。
逆切れする伶奈。だいたいお前が起きなかったから遅くなるんだろ、
いちいち、反論するしよー。
とか思いながらふくれっつらの伶奈がかわいくて何も言い返せなかった。
ただ、伶奈に触れたくて、
「ごめんな」
と、伶奈の頭をなでた。
「しょうがないから許してあげる」
軟らかく、明るい笑顔を俺に向けた。
ころころと変わる伶奈から目が離せない。
…さっきまでふくれっつらだったくせに(笑)
俺の幸せはこんなちっぽけなものなんだ。
他人から見たら「どこが?!」って思うようなちっぽけな行動が
俺にとっては最高の幸せだったりする。
ああ……このまま時が止まってしまえばいいのに…そう思った。