♂AND♀ANDワン?![完]
「はあ…」
「お?イケメン斗真クンが
ため息ついてどうした?」
優はふざけたような口調で話す。
「関係ねえよ…」
俺はぼーっと考える。
あの日から麻知子が離れない…
あれから麻知子は公園に
来なくなった。
俺は毎日ブランコに座ってマコと待ってたのに…
彼女は来なかった
「あ!そーいや前言ってた
お前の犬のマコと同じ名前の子いるじゃん?その子最近モテるらしいよー」
「…は?」
俺は優をみる。
「最近コンタクトにして
髪おろしてんだよー
髪も切ったぽくて
めちゃくちゃかわいーんだよー♪俺も見掛けたけど
めちゃ可愛かったし…」
麻知子が?
モテる…
…関係ないだろ…
あいつはただ…
家族の事で辛くて
同じ境遇のマコに
会いに来てただけじゃねーか…
俺もマコみたいなあんな目をしてほしくなかっただけじゃねーか…
ただの…同情で…