ランチな関係
都内のホテルだと認識はしていたけれど……


……目の前に広がるきらびやかな世界に、腰がひけてしまう。


―――…こんな一流ホテルでやるイベントなのっ!!??


予想外の展開に、しばしボー然とその場に佇む。


わたしが立ち尽くす横では次々にリムジンが到着し、様々な要人がおりてきている。


ちょ…ちょっと待って…?


ほんとにこれは、嶋村さんからのお誘い…?


どう頑張ってみても、嶋村さんと今の状況が結びつかない。


あんな、窓際族みたいな嶋村さんが……










「―――…小堀さんッッ!!」
< 9 / 37 >

この作品をシェア

pagetop