HAPPY DAYS
「君は何処の学校の何年生で名前は?」
違う教室で二人きり。
先生の口調は優しかった。
ありのまま答えると
「中学では部活してないの?」
と砕けた様子で尋ねる。
「…学校、余り行ってません」
驚くかな、と思ったのに先生は無反応。
「…具合が悪いんです、朝」
「お、私も中学の時そうだったな」
「ボクは起立性調整障害って病気で…」
「病気なんだ、その時は分からなかった」
「親が離婚して」
「同じだ」
「お母さんと二人」
「同じ」
先生は笑った。
「よくある事かな、な?」
先生は嘘言ってる?
「ギター好きか?」
頷く。
「ヒロシに教わってるんだってな」
また頷く。
「取り敢えず中学行って、放課後来い」
びっくりして顔を上げると
微笑んだままの先生の顔。
「高校はうちを受けろよ」
違う教室で二人きり。
先生の口調は優しかった。
ありのまま答えると
「中学では部活してないの?」
と砕けた様子で尋ねる。
「…学校、余り行ってません」
驚くかな、と思ったのに先生は無反応。
「…具合が悪いんです、朝」
「お、私も中学の時そうだったな」
「ボクは起立性調整障害って病気で…」
「病気なんだ、その時は分からなかった」
「親が離婚して」
「同じだ」
「お母さんと二人」
「同じ」
先生は笑った。
「よくある事かな、な?」
先生は嘘言ってる?
「ギター好きか?」
頷く。
「ヒロシに教わってるんだってな」
また頷く。
「取り敢えず中学行って、放課後来い」
びっくりして顔を上げると
微笑んだままの先生の顔。
「高校はうちを受けろよ」