HAPPY DAYS
毅はちょっと変。
最初に挨拶してから黙ったままだ。
来いって電話してきた、いつもの勢いがない。
どうした?
毅はダイニングテーブルに座って一人でポカンと天井を見ている。
女の子二人で話が弾みだしたから、オレは毅の側に腰を下ろした。
毅はオレを横目でちらりとみた。
「速かったよね」
「うん、君代のお母さんが送ってくれたから」
「VIPだな」
毅はちょっと笑った。
「VIPは毅だろ、人を呼び出しといて、説明もないんだから」
「うん、…瀧澤のお母さん、ちょっと状態悪くて、瀧澤参っちゃってるみたいで夜一人にはできない感じだったから」
「悪いって…命に別状ないって…」
「気持ちのほうだよ」
…普通の病気ではないから、確かにショックも強いだろう。
「瀧澤一人には出来ないし、かといってボクが泊まったら泊まったで…まずいから」
毅の顔が真っ赤になっていた。
最初に挨拶してから黙ったままだ。
来いって電話してきた、いつもの勢いがない。
どうした?
毅はダイニングテーブルに座って一人でポカンと天井を見ている。
女の子二人で話が弾みだしたから、オレは毅の側に腰を下ろした。
毅はオレを横目でちらりとみた。
「速かったよね」
「うん、君代のお母さんが送ってくれたから」
「VIPだな」
毅はちょっと笑った。
「VIPは毅だろ、人を呼び出しといて、説明もないんだから」
「うん、…瀧澤のお母さん、ちょっと状態悪くて、瀧澤参っちゃってるみたいで夜一人にはできない感じだったから」
「悪いって…命に別状ないって…」
「気持ちのほうだよ」
…普通の病気ではないから、確かにショックも強いだろう。
「瀧澤一人には出来ないし、かといってボクが泊まったら泊まったで…まずいから」
毅の顔が真っ赤になっていた。