HAPPY DAYS
まだ震えてる君代を抱きしめて、ソファーに寄り掛かっていた。

「寝た気しないよ、上で寝たら?」

瀧澤が心配そうに勧めてくれたので、君代の手を引いて促した。

君代の躊躇いの意味も分からず、瀧澤の…紀子ママの部屋で寝かして貰った。

クイーンサイズだと言う広々したベットは、オレと紀子が寝てもゆったりだった。


「…瀧澤は?」


元々、オレ等は瀧澤を一人にするのを心配した毅に呼ばれた。


なのに毅寝てるし…。


「私は…自分の部屋で…」

「ここに来たら?3人で寝よう」

そう言ってしまってから、何か気恥ずかしい気持ち。


すると、瀧澤は嬉しそうにベットに駆け寄り、布団のハジに潜り込んだ。


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