HAPPY DAYS
その刹那、携帯が光った。


時間的に目覚ましのアラーム。


君代が目を覚ますだろう。


下着をかき集めすべるように廊下に飛び出した。


その後ろ姿に美しさが漂うような余韻を、花嫁のベールの様に背中にたわませながら。


純の視線が背に熱く感じられた。

…それとも君代の視線?
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