HAPPY DAYS
「ボク中学途中まであっちにいたから、意外な事とかあると、たまに訛る」


毅から言い出してくれたから、やっと納まりよくなれた。
「ああ、今までもちょくちょく顔出してたよね」


「…ボク達、まだクラス一緒になったばかりで、話したのも昨日からなのに、花巻はボクに突っ込んだ話をしてくるよな」


優しい口調だった。


確かに、壁を作りがちなオレにしては有り得ない踏み込み振りだった。


「…だよな、わりい。」


「いいって。ボクは割とそんな話をするの、する相手に拠っては好きだし、花巻とするの、やじゃないよ。面白い」


からっぽの頭に感情が蘇って来た。


「そういって貰えるなら、うん、ありがと」


「花巻、いや、純のが呼びやすいよな。純、改めてこれからよろしく」


「おお!…あ、じゃあ一緒に東大受けるのか?」


「受けないって。」






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