HAPPY DAYS
中学時代
朝が苦手だったから
今は逆に朝の雰囲気が新鮮でワクワクする。


生まれたての一日が
ボクの足元までハイハイしてくる感じ。


落ちていく夜の色と同じくらい好きだ。


でも今朝は違う。


緊張感がある。


昼間ぶっ倒れないか、不安を踏ん付けながら通った中学の時とは違う、
予感にも似た緊張。



そのせいで教室に着く頃には
すっかり怠くなり
机に突っ伏した。


「毅、マジやばくない?保健室連れてくぜ?」


しつこく促す純にもうんざりして余計に起きれない。


1時間目はずっとそうして過ごした。


先生はブチ切れてたけど、起きれないんだから仕方がない。


そのうち教室移動する授業になり、うるさく誘う純も、根が小心なマジメ君だけにいなくなり、やっと静かに独りになれた。


あぁ、風がいい気持ち。


春眠暁を覚えず


5言絶句とか律詩とか。


何だっけ?頭おかしくなっててようわからんわ。


てか気持ちいい風がこのままボクのもやついた心を
どっかに吹きさらって欲しい。



こんな気持ちを歌詞にして曲付けたらどないなるやろ。



最近、めっちゃ関西弁出るし。







そこから


記憶が





落ちた




グースカピー




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