HAPPY DAYS
「ボクは演奏したいよ、もちろん」


白けた空気。


タンタンはボンと目で合図し、わざとらしい溜め息をついた。


純がますます体を固くするのが分かる。


「…ピアノ、弾けるってさ、どの程度か、試そうや」


ボンがニヤニヤしながら、言った。








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