超能力者が高校生!?
プロローグ
俺が悪魔の子と呼ばれ始めたのは、小学生の時だ。
なぜ、そんなふうに呼ばれるようになったのか、答えを知るのに時間はかからなかった。その時の俺は、まだか弱い10才だった。
俺も乗り合わせた両親の車が、交通事故に遭ったのだ。交通事故のせいで母は死に、父は、絶望に打ちひしがれた。
俺だけは違った。
8才の男の子が、車に乗り合わせた状態での交通事故に遭えば、当然大けがをする。すり傷やねんざでは済まない。骨折・・・、下手をすれば死んでいたのかもしれない。
俺はすぐに手術を受けた。一刻を争う事態なのだ。手術室の中で、医師が俺の体にメスを入れようとした。
だが、医師はおかしな事に気づいた。
「見てくれ、ここ」
医師がべっとりとした汗をかいた。
「この子、傷口が一つもないぞ」
なぜ、そんなふうに呼ばれるようになったのか、答えを知るのに時間はかからなかった。その時の俺は、まだか弱い10才だった。
俺も乗り合わせた両親の車が、交通事故に遭ったのだ。交通事故のせいで母は死に、父は、絶望に打ちひしがれた。
俺だけは違った。
8才の男の子が、車に乗り合わせた状態での交通事故に遭えば、当然大けがをする。すり傷やねんざでは済まない。骨折・・・、下手をすれば死んでいたのかもしれない。
俺はすぐに手術を受けた。一刻を争う事態なのだ。手術室の中で、医師が俺の体にメスを入れようとした。
だが、医師はおかしな事に気づいた。
「見てくれ、ここ」
医師がべっとりとした汗をかいた。
「この子、傷口が一つもないぞ」