超能力者が高校生!?
「ああ、凛は人間の心を読むと同時に、二重人格が伴ってるの。今の所、あたし限定だけど」
「どういうことだ?」
「凛はね、心を読めるのはいいんだけど、そのせいで人に心を開くのが難しくなったの。だから、信用した人間にしかっ心を開かないの」
「で、お前には心を開いたのか・・・」
「そ」
なるほどな、つまり白鷺には自分の能力を話してそれと同時に白鷺には心を開いたってことか。
「ま、それは置いといて、さっきも言ったようにあんたにはこの超能力者同好会に入ってもらうからね」
「って待て!またその話か?何度も・・・っていうか2度目だけど、何で俺がその超能力者同好会入らなきゃいけないんだ?」
「あんたが超能力者だから」
またそれか・・・。だいたい俺以外に超能力者がいるってだけで驚きなのに、その集まりがこの学校にあるっていうことも驚きだ。
「て言うか、その集まりって校長とかに認められてるのか?」
「当たり前じゃない。認められないと同好会なんてできるわけないじゃない」
「じゃあ、校長って能力のことは・・・」
「知らないわ、知ってたらただで済む?」
「それは・・・」
そんなわけないな、知ってたら学校に置けるはずがない。すぐにどっかに連れて行かれるかもな。
「とにかく、入ってもらうからね」
「待てって!何で俺が超能力者ってだけで入るんだよ?」
「何ー?何か説明とかいるわけ?」
「必要だな、そりゃあもうどうぞお願いしますだな」
「わかったわ、じゃあ直輝説明して」
「はい」
結局土田が説明すんのかよ。
「坂上、この地球にはどれくらいの超能力者がいると思う?」
急に何の話をするんだ?
「どうなんだ?」
「そりゃー、少ないんじゃないか」
「そうだ。この地球には、能力はそれぞれ違うが俺たちみたいな超能力者が限りなく少ない。なぜだと思う?」
「なぜって・・・実はたくさんいるんじゃないか?」
「違うな。本当にこの地球には限りなく超能力者が少ない。その事実は変わらない」
じゃあどうして・・・?
「殺されてるんだ」
「・・・え?」
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