超能力者が高校生!?
尋問
インビジルマンを部室に連れてきた俺たちは、また作戦会議に入った。
「どうするのよ?ここまで連れてきて・・・」
「いろいろと聞くんだよ。どうして万引きしたとか、もちろん能力についても」
「それなら凛に頼めばいい。やつの心を読めば簡単にすむことじゃねえか」
「・・・」
「それでいいよな?」
「別にいい」
決定か・・・。あまり気が進まないが、任せるか。
インビジルマンは、部室の真ん中に座らされていた。少しも動揺の色を見せず、静かに座っていた。
「じゃあ、まず聞きたいんだが」
俺から切り出した。
「お前は超能力者か?」
「何を言ってる?あれを見たら超能力者以外にあり得るのか?」
「・・・」
藤沢は黙っている。嘘はないようだ。
「じゃあ2つ目。なぜ万引きをした?」
「腹が減っていたからに決まっているだろ」
藤沢の反応はなしと・・・。
「じゃあ・・・」
「あー、もうじれったいわね!さっさと聞き出せばいいじゃない!あんたの名前は?」
「・・・」
無言か。まあいいさ、こっちには藤沢がいるんだし。
「・・・42・・・54・・・?」
「え?」
藤沢は珍しく首をかしげながら、数字を呟いていた。
「14・・・81・・・?」
「藤沢?何言ってるんだ?早くこいつの名前を・・・」
「無駄だな」
土田が解説してきた。
「こいつは心の中で掛け算をしている。自分の心を数字だらけにして、名前を思い出さないようにしている」
「そんな・・・」
「教えなさいよ!あんたの名前は何?!いつまでもインビジルマンなんて呼ばれたくないでしょ?」
そっちかよ・・・。
「じゃあお前たちが付けろ。好きな名前でいいさ」
「そんなこと言われても・・・、ペットじゃないんだし・・・」
「なんならインビジルマンのままでもいいぞ」
「ううん・・・」
「じゃあ田中さん」
何だそりゃ、芸人でもあるまいし。そんなベタな・・・。
「よし、それでいい」
なんでやねん!
「どうするのよ?ここまで連れてきて・・・」
「いろいろと聞くんだよ。どうして万引きしたとか、もちろん能力についても」
「それなら凛に頼めばいい。やつの心を読めば簡単にすむことじゃねえか」
「・・・」
「それでいいよな?」
「別にいい」
決定か・・・。あまり気が進まないが、任せるか。
インビジルマンは、部室の真ん中に座らされていた。少しも動揺の色を見せず、静かに座っていた。
「じゃあ、まず聞きたいんだが」
俺から切り出した。
「お前は超能力者か?」
「何を言ってる?あれを見たら超能力者以外にあり得るのか?」
「・・・」
藤沢は黙っている。嘘はないようだ。
「じゃあ2つ目。なぜ万引きをした?」
「腹が減っていたからに決まっているだろ」
藤沢の反応はなしと・・・。
「じゃあ・・・」
「あー、もうじれったいわね!さっさと聞き出せばいいじゃない!あんたの名前は?」
「・・・」
無言か。まあいいさ、こっちには藤沢がいるんだし。
「・・・42・・・54・・・?」
「え?」
藤沢は珍しく首をかしげながら、数字を呟いていた。
「14・・・81・・・?」
「藤沢?何言ってるんだ?早くこいつの名前を・・・」
「無駄だな」
土田が解説してきた。
「こいつは心の中で掛け算をしている。自分の心を数字だらけにして、名前を思い出さないようにしている」
「そんな・・・」
「教えなさいよ!あんたの名前は何?!いつまでもインビジルマンなんて呼ばれたくないでしょ?」
そっちかよ・・・。
「じゃあお前たちが付けろ。好きな名前でいいさ」
「そんなこと言われても・・・、ペットじゃないんだし・・・」
「なんならインビジルマンのままでもいいぞ」
「ううん・・・」
「じゃあ田中さん」
何だそりゃ、芸人でもあるまいし。そんなベタな・・・。
「よし、それでいい」
なんでやねん!