超能力者が高校生!?
「えー、何々?」
カルテには日本語で書かれてた。病名は書かれていたのだが、そのまわりの文字が気になった。
「幻覚・・・幻聴にアルコール摂取・・・?」
ほかのところには、麻薬使用の疑いの文字が書かれていた。
「な・・・何だこれは!?まるでわたしが麻薬の常習犯みたいじゃないか!」
すると突然、パトカーのサイレンが近づいて来た。
「まさか、あの武本って医者が・・・?」
病院内は騒がしくなり、数人の警官の足音がした。
「まずい・・・!このままでは捕まる!」
足音は診療室前で止まり、ガラガラッとドアが開いた。
「(もうダメだ・・・!)」
制服を着た警官の3人を先頭に、武本が入ってきた。
「おかしいな・・・、ここで待っておくように言ったのに・・・。他のところを探して下さい。この病院内に必ずいます」
「わかりました」
警官は診療室を後にし、武本もしばらくしてから出て行った。
「どういう・・・ことだ?俺はここにいたのに・・・」
ふと後ろに鏡を見たが、そこには何もなかった。いや、俺は鏡の正面に立っているから普通は見えるはずだ。なのに、そこには何もなかった。
「もしかして、姿を・・・?」
それ以外に考えられなかった。現に今体を見回すと、そこには何もないのだ。
「もしかして・・・」
わたしは試しに体の力を抜いた。すると足から姿を現してきた。やはりそうだったのか・・・。もう一度体に力を入れると、姿が一瞬にして消えた。
「はは、はははは!」
もう笑うしかなかった。自分で体を消したりすることができたのだ。すべてを手にいれたような気がした。
「ははは、ははははは!」
笑い声を聞いたからか、武本が戻ってきた。
「だ、誰ですか!?」
わたしはあらかじめ姿を消していた。だから奴に見えるはずはなかった。奴はあたりを探し回ったが、無駄だった。
わたしは病院を抜け出し、家に向かっていたからだ。
カルテには日本語で書かれてた。病名は書かれていたのだが、そのまわりの文字が気になった。
「幻覚・・・幻聴にアルコール摂取・・・?」
ほかのところには、麻薬使用の疑いの文字が書かれていた。
「な・・・何だこれは!?まるでわたしが麻薬の常習犯みたいじゃないか!」
すると突然、パトカーのサイレンが近づいて来た。
「まさか、あの武本って医者が・・・?」
病院内は騒がしくなり、数人の警官の足音がした。
「まずい・・・!このままでは捕まる!」
足音は診療室前で止まり、ガラガラッとドアが開いた。
「(もうダメだ・・・!)」
制服を着た警官の3人を先頭に、武本が入ってきた。
「おかしいな・・・、ここで待っておくように言ったのに・・・。他のところを探して下さい。この病院内に必ずいます」
「わかりました」
警官は診療室を後にし、武本もしばらくしてから出て行った。
「どういう・・・ことだ?俺はここにいたのに・・・」
ふと後ろに鏡を見たが、そこには何もなかった。いや、俺は鏡の正面に立っているから普通は見えるはずだ。なのに、そこには何もなかった。
「もしかして、姿を・・・?」
それ以外に考えられなかった。現に今体を見回すと、そこには何もないのだ。
「もしかして・・・」
わたしは試しに体の力を抜いた。すると足から姿を現してきた。やはりそうだったのか・・・。もう一度体に力を入れると、姿が一瞬にして消えた。
「はは、はははは!」
もう笑うしかなかった。自分で体を消したりすることができたのだ。すべてを手にいれたような気がした。
「ははは、ははははは!」
笑い声を聞いたからか、武本が戻ってきた。
「だ、誰ですか!?」
わたしはあらかじめ姿を消していた。だから奴に見えるはずはなかった。奴はあたりを探し回ったが、無駄だった。
わたしは病院を抜け出し、家に向かっていたからだ。