超能力者が高校生!?
土田の能力を見せてもらったあと、俺は部室の部屋のいすに座らせてもらった。
「で、そいつは?」
今度は俺が質問をする番だ。こんだけ能力を見せられたら気になることがもう1つある。この部屋には女子生徒が白鷺以外にもう1人いた。そいつは部屋の真ん中のいすに座って今までの状況を見ていた。そして唯一声を出さなかった者である。こいつも頭がよさそうな顔立ちだが、果たしてどんな能力を持ってるんだ?
「ああ、こいつは藤沢凛(ふじさわりん)。俺たちより1つ年が下だ」
土田がそう説明した。能力については何も話さなかった。
「なあ藤沢、俺にお前の能力を教えてくれないか?」
ポニーテールの頭がゆっくり揺れて俺の方に振り返った。
「・・・どうして?」
「一応気になるしさ」
「じゃあ、あなたの能力を教えて」
「俺の?」
またこいつも知りたがっているようだ、俺の能力を・・・。
「じゃあ、俺の能力を見せたらお前の能力も見せてくれるのか?」
藤沢はこくんとうなずいた。どうやらYESのようだ。よし、やるか。
「白鷺、はさみはないか?」
「え?あるけど?」
「ちょっと貸してくれ」
白鷺と土田は首をかしげた。本当はやりたくないんだが、藤沢の能力を見せてもらうためだ。
そして俺ははさみを・・・。
「待って」
小さな声が聞こえた。藤沢が言ったようだ。藤沢はティッシュ箱とゴミ箱をそれぞれ白鷺と土田に渡した。その後、いすに戻ってこっちを見つめて、
「あとで使って」
と言った。
「じゃあ・・・行くぞ」
俺ははさみを手首にかけ・・・手首を切った。
「ぐ・・・ぐあああ!」
「ちょ・・・ちょっと!」
ブシャー!という音と共に血が勢いよく噴水のように手首から出てきた。それは勢いが止まるようなようすなんてなかった。
「何やってんだよ馬鹿野郎!」
「そうよ、死にたいの?」
実際俺を殺そうとしたやつが言うセリフか?土田が持っていたティッシュで俺の手首を押さえてきた。それでも止まる様子はなかった。
「ちょ、ちょっと離してくれ!すぐだから!」
「何言って・・・」
土田はしゃべるのをやめた。それを見てしまったからだ。俺の手首は、早いスピードで元に戻っていった。血は徐々に収まっていった。
「あんた、もしかして・・・?」
「ああ、俺の能力は、人体再生だ」
「で、そいつは?」
今度は俺が質問をする番だ。こんだけ能力を見せられたら気になることがもう1つある。この部屋には女子生徒が白鷺以外にもう1人いた。そいつは部屋の真ん中のいすに座って今までの状況を見ていた。そして唯一声を出さなかった者である。こいつも頭がよさそうな顔立ちだが、果たしてどんな能力を持ってるんだ?
「ああ、こいつは藤沢凛(ふじさわりん)。俺たちより1つ年が下だ」
土田がそう説明した。能力については何も話さなかった。
「なあ藤沢、俺にお前の能力を教えてくれないか?」
ポニーテールの頭がゆっくり揺れて俺の方に振り返った。
「・・・どうして?」
「一応気になるしさ」
「じゃあ、あなたの能力を教えて」
「俺の?」
またこいつも知りたがっているようだ、俺の能力を・・・。
「じゃあ、俺の能力を見せたらお前の能力も見せてくれるのか?」
藤沢はこくんとうなずいた。どうやらYESのようだ。よし、やるか。
「白鷺、はさみはないか?」
「え?あるけど?」
「ちょっと貸してくれ」
白鷺と土田は首をかしげた。本当はやりたくないんだが、藤沢の能力を見せてもらうためだ。
そして俺ははさみを・・・。
「待って」
小さな声が聞こえた。藤沢が言ったようだ。藤沢はティッシュ箱とゴミ箱をそれぞれ白鷺と土田に渡した。その後、いすに戻ってこっちを見つめて、
「あとで使って」
と言った。
「じゃあ・・・行くぞ」
俺ははさみを手首にかけ・・・手首を切った。
「ぐ・・・ぐあああ!」
「ちょ・・・ちょっと!」
ブシャー!という音と共に血が勢いよく噴水のように手首から出てきた。それは勢いが止まるようなようすなんてなかった。
「何やってんだよ馬鹿野郎!」
「そうよ、死にたいの?」
実際俺を殺そうとしたやつが言うセリフか?土田が持っていたティッシュで俺の手首を押さえてきた。それでも止まる様子はなかった。
「ちょ、ちょっと離してくれ!すぐだから!」
「何言って・・・」
土田はしゃべるのをやめた。それを見てしまったからだ。俺の手首は、早いスピードで元に戻っていった。血は徐々に収まっていった。
「あんた、もしかして・・・?」
「ああ、俺の能力は、人体再生だ」